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2007/02/12

「メニューバーはなぜ上端に〜」

MacPeople3月号特別付録の(p119からなる)小冊子、
柴田文彦氏著、アップルGUI原論
    「メニューバーはなぜ上端にあるのか?」

ちょうど連休で時間ができたので読む事ができました。
ResEditなんて単語が出てきて、非常に懐かしかったり
しますが、その"読「後」感想文"をば...

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■「なぜメニューバーが上端に」
 起動されている各アプリケーションで取り合いを
する事になる「ディスプレイ上段のメニューバー」
エリア。Windows系の様に、各アプリケーション毎
のコントロール下にあるウィンドウ内のメニューに
まとめてしまうほうが、「論理的で」すっきりする。
たしかに、アプリケーションを作る方にしてもその
ほうが考え易いかもしれない。しかし、この小冊子
にも書かれているように、実際ユーザーがメニュー
を選ぼうとマウスを動かそうとしたときの心理状態
を考えると、確かに、Macのように「メニューバー
がウィンドウ枠の外であり、それ以上マウスが行って
しまうことがないディスプレイ最上段に位置されてい
る方が安心して作業できる。
たしかに!
だって、
「えーと、あのウィンドウ枠のちょっと内側の限られ
た上下左右位置にあるメニューを狙ってマウスのポイ
ンターを動かして..外さないようにしなきゃ...」
って思いながら操作するのと、
「ま、左右位置は仕方ないとしても、メニューはマウ
スが行く事が出来る一番上にあるから、とにかくズィ〜
とマウスを動かして...」
って考えながら操作するほうが、緊張感(?)圧迫感(?)が
全然違う。
このあたりのことも、Windowsでの作業で感じる、
ある種の疲労感(みたいなもの)に繋がっているような
気がする。

■「MacでのGUI」
 今でも大きなコンセプトが変わらず使い続けられて
いるウィンドウやダイアログボックスなどが、導入当
初のあの時点で既にほぼ完成されていた。

『現代まで通用するようなスタンダードを、
ほとんど
前例のなかった時代にいきなり確立
してしまったとこ
ろに、奇跡的ともいえる
MacOSのすごさがある〜』(文章引用)

たしかになあ。
生半可なコンセプトだと、跡形も無くなっていてもおか
しくない。当時のGUIを考えたAppleのエンジニアの
「レベルの高さ」と「執念」を痛感させられる。
それも、「技術者のエゴではなく、真にユーザーの視点
に立って考え」ていたことのすごさ。

■そしてこれから
 WindowsもVistaになり、MacOSもLeopardが登場
する今年。これからも、どんどん使い易いGUI機能が
搭載されて行くだろう。(まあ、中には「???」って
3回くらい頭をひねってしまいたくなるものも出てくる
危険性も否定できないが...)
 CPU/GPU性能アップ、メモリ価格低下で、それらの
恩恵を十二分に生かそうと、各OSとも今も研究開発の
手を緩めていないと思うし、実際やっているだろう。
 ただ、このままの延長線上で、この先のGUIが有ると
も思えない(個人的に)。Tangibleになるかもしれない
し、そうじゃないかもしれない。全く新しいユーザーイ
ンターフェースというものが提示/提案されるかもしれな
い。
何があるか、何がでてくるか、まだ分からない。
でも、変わらずあるものは、
「それを使うのは人間。見るのも触るのも人間である」
ということ。その視点にズレが生じなきゃ、どんなのが
出てきても許せるかなあ。

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コメント

職場のPCのメニューバーも上に持って行っています。
この方が自然ですね。
メニーバーはやっぱり上になくっちゃ・・・笑

文字が横書きの場合、画面をぱっと見たとき、
目が行くのは左上ですね。
だからリンゴマークは左上の角にあるのでしょうね、

Yahoo!や@niftyのトップページも自社のサービスへの
案内を左上に置いていますね。

投稿: tamaru | 2007/02/12 20:07

tamaruさん、コメントありがとうございます。
Winのスタートメニューが下から出てくるとこ、例の本では、
「最初にみた時は悪い冗談かとさえ思えた」と書かれてました。

やはり、コンピュータでは、「左上」が基本でしょう。
GUIを取り扱うプログラムでは、「左上:座標原点」ですからね。

投稿: tbmaster | 2007/02/12 21:12

単純に小さい画面でしかなかった時代のデザインをひきづってるだけのような気がします。

投稿: SE30 | 2007/02/13 20:13

SE30さん、コメントありがとうございます。
たしかに「小さい画面でしかなかった時代のデザインを
ひきづってるだけ」かも...
それでも、私にとってはWinを使うときに感じる「疲れ」
が無い分、MacOSのデザイン(のコンセプト)のほうが
いいなあっと思っちゃってます。(個人差/思い込みか
な?)

投稿: tbmaster | 2007/02/13 22:55

Macのメニューバーが画面上端にある理由は、作業効率を考えて論理的に生み出されたものです。

一見すると、画面上端でも、ウィンドウ上端でもメニュー項目が同じであれば、操作性には違いが出ないと思いがちですが、実際に作業をすると、画面上端の場合、ポインタをその位置で「止める」という動作が必要無くなります。
(行き過ぎる事はないから、マウスを適当に前に動かすだけで良い。)

それに比べてウィンドウ上端の場合には、必ず「止める」という動作が必要になり、場合によっては「戻す」こともしなくてはなりません。

このあたりの実作業時の効率を研究した結果を見た事がありますが、数十時間の作業における後者の時間的ロスはちょっと信じられない数字になっていました。(具体的には憶えていないのですが…)
もちろん、実験ですので、研究目的を知らせないで被験者にいくつか作業をさせているものをモニターしていたようでした。

タッチパネルなどのGUIの場合には、この手法の効率は威力を発揮しなくなりますが、マウスで操作という現状では実は非常に重要な点だったります。

投稿: CCB | 2007/02/14 01:02

はじめまして。
私もパソコンを使い始めたのが90年頃の
マッキントッシュが最初だったので、株式売買の
ために99年10月から嫌々Windowsパソコンを
導入した時に、メニューが下にあったのには
超違和感。なんだこのメニューは、という感じ
でした。しばらくしてメニュー位置が動かせるのを知って
すぐにマッックと同じ上へ。本当Windowsパソコンって
ダサクって。先日WindowsVistaパソコンを観てきました
が、全然駄目。MacOSXとは月とスッポンでした。

投稿: kabumasa | 2007/02/14 02:20

CCBさん、kabumasaさん、コメントありがとうござ
います。

CCBさん>すごいですね。実際に作業時間ロスを研究
 された事があるんですね。「ちょっと信じられない
 数字」、ちょっと知りたいような、知りたくないよ
 うな...

kabumasaさん>「嫌々Windowsパソコンを〜」って
 状況、世の中、未だにあまり解決されてませんね。
 みなさんMacOSを使った事が無いから我慢できるん
 でしょうね。技術やグラフィックはすぐに出来ても
 「使い易さ」って一朝一夕では出来ないんですけど
 ね。

投稿: tbmaster | 2007/02/14 19:16

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